こっちへおいで、愛し合おう。
お金はあるんだろ?
助けて。
あなたは私のもの。
それでも一人の人間です。
俺にとっては、
どうでもいいことなんかじゃないんだぜ?
信じている。
何を?
人を信じる勇気か?
ああ、それとも永遠の愛――
くだらない。
くだらなくてもいい。
ふざけるな。
――もう、満足しただろ?
神様。
どうか彼をお守りください。
彼を救ってください。
私たちの愛を、祝福してください。
「聞かせてください、ジャックのことを」
いいだろう、ついに話す時が来た。
あれは1888年、冬。
ホワイトチャペルにて。
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